何のための緑化活動なのか
わずか30年ほど前まで中国内蒙古地区に位置するホルチン砂漠には、草原が広がっていました。
しかし、放牧や開墾など、人の手によって砂漠化が進んでしまった背景があります。
つまり、単に植林をするだけでは根本的な解決にならず、再び砂漠化が進行することになります。
現地の住人は、貧しいがゆえに過放牧や過開墾を繰り返し、砂漠化が進み、そして土地はさらに痩せていきます。そのため現地住民の貧しさが加速するという「負のスパイラル」ができてしまっています。
この「負のスパイラル」を断ち切ることが、本当の意味での緑化活動だと考えます。
ホルチン砂漠での緑化活動では、伝統的な農牧業を改善し、緑化活動によって回復した緑の保全と利用のバランスを取ることが成功のカギとなります。
緑化した場所を維持していくことで現地の経済が潤い、負のスパイラルからの脱出ができると考えています。
コスメデコルテでは『モイスチュアリポソーム』シリーズ、3品目4品種を対象にしたキャンペーン「砂漠を潤すプロジェクト」にて、対象商品の「潤いを与える」効果とつなげ、1品売上毎に砂漠1㎡の緑化を支援する活動を行っています。
ホルチン砂漠は、日本から最も近い砂漠です。
直線距離で約1,500kmほど日本から離れたこの地はかつては草原であったものの、開発が進むにつれて砂漠化が進んでしまいました。
面積は約50,000k㎡あり、砂漠の砂は春先の偏西風にのり「黄砂」として日本まで運ばれてきます。